タイ工業連盟が発表した最新データによると、2024年1月から5月まで、タイの乗用車市場におけるトップ10メーカーが新車販売台数全体の約85％を占め、そのうちトップ10自動車会社における日本企業のシェアは、2023年の同時期の約72.1％から現在は約63.4％に減少している。
中国ブランドの中で、BYDの市場シェアはトヨタ、ホンダ、三菱に次ぐ第4位（9.6％）に急上昇した。タイの自動車市場全体から見ると、中国自動車会社の市場シェアは17.8％を占めている。日本のシェアは、2023年の同時期の約81.3％から現在約79.9％に低下している。
それでは、気候や地理的条件に恵まれたという多くの利点のもと、中国の新エネルギー自動車企業は、東南アジア市場を制覇するために海に出るだけの力を持っているのだろうか？中国企業資本連盟副会長でIPG中国のチーフエコノミストの白文喜氏は、中国での10年以上の実験を経て、中国は新エネルギー自動車の分野で豊富な技術とサプライチェーンの優位性を有しており、生産コストを削減し、競争力を高めることができると考えている。
また、中国の自動車企業は電気自動車の分野で豊富な経験を有しており、上流の原材料、中流の三動力システム、下流の自動車企業の総合力が高まり続け、産業チェーンの優位性を備えている。同時に、工場建設への現地投資により、中国の新エネルギー自動車企業のコストもさらに圧縮されている。
